第28回 インフルエンザ研究者交流の会シンポジウム

sakyuu
会期:
7月4日(金)から7月6日(日)
会場:
鳥取市総合福祉センター さざんか会館 5階会議室
(鳥取市富安2丁目104-2 TEL:0857-29-7151)
鳥取空港から鳥取駅までのアクセス
鳥取駅から会場までのアクセス
【お車で来場される方:会場に無料駐車場はございますが、台数に限りがあります。
満車の際は鳥取市役所駅南庁舎(会場の1ブロック北側:有料)の駐車場をご利用ください。】
会長:
伊藤壽啓
鳥取大学農学部共同獣医学科/鳥由来人獣共通感染症疫学研究センター

 この10年間にH5N1亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスは世界64カ国におよぶ大流行を引き起こし、中国、ベトナム、インドネシア、エジプトなど一部の国々においては、家禽や野鳥のみならず、人への直接伝播も含めた流行が今尚、繰り返されています。 一方、昨年3月、中国本土において、 H7N9亜型の低病原性鳥インフルエンザウイルスによる人への感染が次々と報告されました。5月以降、感染者数は激減し、流行はそのまま終息かと思われましたが、今年に入って再び、感染者が増えはじめ、より大きな第2波の流行が起こっています。さらに、1月16日、隣の韓国において、今度はH5N8亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが全羅北道のアヒル農場で確認され、同時に同じ地域の渡り鳥からもウイルスが検出されています。今後、いつどのようなウイルスが我が国に侵入してくるのか、周辺諸国の流行状況が益々多様化している中で、それを的確に予測することは困難な状況です。

 そこで今回のシンポジウムではこうしたアジア諸国で問題となっている鳥インフルエンザの現状について、家禽、野鳥、ブタそしてヒトというそれぞれの宿主側からの問題点を整理し、議論してみたいと考えております。今一度、人獣共通感染症としてのインフルエンザ対策についてOne Healthの基本概念に立ち返り、インフルエンザ研究者間での共通認識や方向性を見いだす良い機会になればと考えます。

 また、一般口演におきましても、参加者の皆さんにはそれぞれの分野での研究成果を是非ご発表いただき、忌憚のない議論を交わすことによって、各自の研究の発展につなげて頂ければ幸いと考えております。

今回は鳥取の地での初めての開催となります。交通の不便さに加え、はるばると田舎街までご足労頂くのは誠に恐縮ですが、インフルエンザについて思う存分議論を交わし、山陰の新鮮な食材を使ったうまい肴と地酒を満喫して頂ければ幸いに存じます。たくさんのご参加をお待ちしております。

第28回インフルエンザ研究者交流の会シンポジウム会長 伊藤壽啓


プログラム(6月13日改訂版)を公開しました。


プログラム概要:

*プログラム詳細(6月13日改訂版)はこちらからダウンロードしてください。
7/4(金) 11:30~ 受付
13:30~17:00 開会式、一般口演
18:30~ 意見交換会
7/5(土) 9:15~ 受付
9:30~12:00 シンポジウム1
「鳥、ブタ、ヒト-H7N9亜型鳥インフルエンザウイルスの病原性を考える」
座長:伊藤壽啓(鳥取大)
・「カニクイザルを用いた2013年H7N9亜型インフルエンザウイルスに対するワクチンとNA阻害剤の有効性評価」
伊藤靖 先生 (滋賀医大)
・「鳥インフルエンザウイルスのブタに対する病原性」
迫田義博 先生 (北大)
・「鳥類におけるH7N9亜型鳥インフルエンザウイルスの感受性」
内田裕子 先生 (動衛研)
13:15~14:30 一般口演
14:45~15:30 特別講演1 Dr. Le Quynh Mai(National Institute of Hygiene and Epidemiology, Viet Nam)
15:30~16:15 特別講演2 喜田宏 先生(北大)
7/6(日) 9:15~ 受付
9:30~12:00 シンポジウム2
「インフルエンザワクチンとアナフィラキシー」
座長:熊谷卓司先生(くまがい小児科)
・「2010-2011年インフルエンザシーズンに見られたワクチンによるアナフィラキシー症例」
城野洋一郎先生(化血研)
・「インフルエンザワクチンによるアナフィラキシー発症メカニズムの検討」
庵原俊昭先生(国立病院機構三重病院)
・「IgE感作の原因は?」
中山哲夫先生(北里生命科学研究所)
12:00~ 総会、閉会式

演題登録:
4月14日(月)~5月15日(木)まで
4月14日(月)~5月29日(木)まで(演題登録は締め切りました)
参加登録:
4月14日(月)~5月29日(木)まで

参加登録はこちらから>>>>
  • 参加費8,000円
  • 参加費は当日会場受付でお支払い頂きますが、 必ず事前の参加登録をお願いします。
  • 宿泊および航空券は、各自で手配・負担をお願い致します。
旅費の支援について(インフルエンザ研究者交流の会事務局より)>>>
(旅費支援の締切を延長いたしました)

交流の会への参加は、ノーネクタイでフランクに話し合えるような格好でお越しください。

お問い合わせ:鳥取大学農学部共同獣医学科 獣医公衆衛生学教室
TEL: 0857-31-5595
E-mail:influenza28(at)gmail.com
(at)は@と読み替えください。


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